サルコイドーシス撲滅日記

サルコイドーシス(サ症)を完治させるまでの日記。症状、治療内容、調査文献メモなど。



調査リンクメモ

1)テトラサイクリン系薬剤治療効果関連リンク

難治性サルコイドーシスのミノサイクリン治療効果 ― 外因に対する示唆 ―
http://www.jssog.com/papers/2004-06.pdf

ミノサイクリンの追加投与が有効であったサルコイドーシスの1例
http://www.jssog.com/papers/2008-15.pdf
クラリスロマイシン1日400mgを3 ヵ月投与したが症状の改善は十分ではなかった.そこでミノサイクリン1日200mgを追加したところ症状と陰影が速やかに消失した.」
「先に述べたように抗菌力が強いと推測されるCAMの臨床的効果がMINOに比べて明確
ではないこと自体,MINOの効果が抗菌作用によるものではないことを示唆しているとも考えられる.
 MINOにはいわゆる免疫調整作用があり,関節リウマチにも使用されることがある18).それがためか薬剤性肺障害や血清病などの副作用がやや目立つ.その作用が逆にサルコイド病変の改善に寄与している可能性がある.」

テトラサイクリンによるサルコイドーシスの治療
山口先生(JR)
http://www.jssog.com/papers/2008-06.pdf
「なお,MINO群における無効6例(Case 22~27)ではクリンダマイシン 450mg/日を併用してみたがやはり無効であった」
※クリンダマイシンを投与するのはマーシャルプロトコールにならってだろうと推測
※MINOが効く理由についてはやはりMINOの持つ免疫調整機能によるものではないかと考察

ドキシサイクリンによるサルコイドーシスの治療
山口先生(JR)(2014)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsogd/34/1/34_31/_pdf
「サルコイドーシス治療におけるドキシサイクリンの有用性について検討した.ドキシサイクリンはミノサイクリンに比べて副作用による服薬中止率が低く,有効率も高い傾向にあった.発病後服薬開始までの経過年数の短い例のほうが有効率は高かった.皮膚や筋肉など隆起性,膨隆性の病変においては有効率が高いと思えたが隆起のない皮膚病変では有効率は高くなかった.また肺野病変やBHLにもほぼ無効であった.倦怠感や痛みなどの全身症状に対しても有効例が存在した.」

山口先生が数十人規模でまとめたテトラサイクリンによるサルコ治療をまとめたデータ中、骨・肺でで効果のあった症例はない。

 

2)骨サルコイドーシス治療関連リンク

治療を要した骨サルコイドーシス4例の臨床的検討
玉田先生(東北大)
http://www.jssog.com/papers/2010-10.pdf
「治療に関しては4例中3例がステロイド投与にてすみやかに症状の改善が認められた.真菌感染症のためにステロイドが使用できなかった1例では,イトラコナゾール投与後に感染症の改善とともに骨病変の改善が認められた.4例とも治療介入にて症状の改善が認められており,病的骨折予防のためにも早期診断,早期治療が重要であると考えられた.」

サルコイドーシスにおける骨病変の臨床的検討
http://www.jssog.com/papers/2005-02.pdf
山口先生(JR)

※「握手サイン」による他感染症と骨サルコイドーシスの鑑別について書かれている

サルコイドーシスの骨・関節・筋肉病変
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsogd/33/1/33_35/_pdf
玉田先生(東北大)

 

3)病理診断、壊死性サルコイド肉芽腫症(NSG)関連リンク

サルコイドーシス/肉芽腫性肺疾患の病理
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsogd/33/1/33_23/_pdf
山口先生(JR)

「サルコイドーシスをはじめとする肺の肉芽腫性病変の病理診断は,原因の多様性や,疾患ごとの組織像のオーバーラップ,非典型例も少なからず存在し,診断に困難を感じるものも少なくない.本稿では,病理学的な“肉芽腫”および“肉芽腫様所見”のバリエーションとそれらの認識の一致度について簡単に述べ,サルコイドーシスを中心に肉芽腫性肺疾患の病理像の多彩性を紹介する」
「Necrotizing sarcoidal granulomatosis(NSG): 比較的大きな領域性の壊死を伴う結節性の肉芽腫を示し,肉芽腫性血管炎を伴うことが多い.常に抗酸菌などの感染症が鑑別となり,抗酸菌染色にて陰性であっても,感染は否定できないため,NSGと抗酸菌感染の鑑別はなかなか困難である.培養などの臨床情報が不可欠となるが,NSGの診断は,慎重に感染症を否定した後の除外診断として使用されるべきである.」

サルコイドーシスのリウマチ性徴候 - 感染症・リウマチ内科のメモ
http://blog.goo.ne.jp/da350350350/e/b393ae2acc7e71cb484232a54ce3b31c
サルコイド指炎について - 感染症・リウマチ内科のメモ
http://blog.goo.ne.jp/da350350350/e/7f36ae068405a61663ab056f3a6ddd2e

「眼科や皮膚科、呼吸器科などでサルコイドーシスの診断のある人がときに、慢性関節痛で当科へ受診されます。関節リウマチなどの合併なのか、サルコイドーシスの肺外徴候の一つとしての関節炎なのか、悩む時もあります。なかなかまとまった資料はないのですがまとめてみました。」

※海外のいくつかの論文をすごく丁寧にまとめられている

 

4)病因説、アクネ菌関連リンク

東京医科歯科大学・人体病理学分野 サルコイドーシスの病因論

江石先生
http://www.tmd.ac.jp/med/pth1/hupathhp/kenkyu-sar.html 

難病サルコイドーシスの発症にニキビ菌が関与か : 草はみの潰瘍性大腸炎クローン病最新情報
http://ibdhotnews.exblog.jp/20851641/
※有志ブログ?クローン病とサルコイドーシスの類似点が書かれている。

 

5)その他

サルコイドーシス:東北大学大学院 医学系研究科 内科病態学講座 呼吸器内科学分野
http://www.rm.med.tohoku.ac.jp/patient02-2.html 

東北大学呼吸器内科のサルコイドーシス情報ページ。